受験者の声

何か海に飛び込む的な、色んな広がりが見えた良い機会

株式会社アレフ IT企画チーム リーダー

金森 弘晃 様

ご所属先での日常業務についてお聞かせください。

私は、システム全般を担当しています。弊社は「びっくりドンキー」というハンバーグレストランを運営しておりまして、そちらで使用するレジから、パソコン、iPad、あるいはネットワークなど全てのサポートを行っており、現在、同部署のメンバーは3名です。

金森 弘晃 様
受験のきっかけについてお聞かせください。

実は私自身、ビジネス著作権検定の資格を保有しています。数年前、著作権の勉強をしていた際、サーティファイ著作権検定委員会のビジネス著作権検定を知りまして、サーティファイのWebサイトで様々な検定を見ている中で、ちょっと興味があって目に付いたのがネットマーケティング検定でした。
いわゆる、我々で言うところのインターネット(Webサイト)を利用した顧客への活動といった部分ですね。丁度、弊社がそのあたりに力を入れ始めた時期でもありましたので、全般的な知識を身に付けるということで受けてみました。
例えば、セキュリティが何だとか、ホームページが何だとか、一つ一つは確認できるんですが、それが横一列に並んで、各々がどういう影響を与え合うのかといった部分がなかなか理解できない部分だったので、問題内容を読ませていただいて、この検定はその部分を補うには最適だと感じました。

仕事とネットマーケティング検定との関わりについてお聞かせください。

一つは用語ですね。用語というのは自分なりの捉え方をしてしまいがちで、客観的に「ああ、実はこういう風に使われるんだ」とか、法律的なものでも実はこういうことが絡んでいたんだと気づかされることがあります。例えば、景品表示法では、景品の金額によって色々制限があるということは、本来、システム担当には関係ない知識ですが、ネットマーケティングの分野では大きな影響があります。
また、我々だとどうしてもセキュリティにばかり目が行きがちですが、セキュリティをかけすぎると費用の問題も出てきますし、技術的には分かるものの、実際に顧客はどういった動きをするのか、それを知るための顧客分析はどうすればよいのかといった、これまで頭になかった部分が検定対策を通じてよく理解できました。
今、実際に弊社で顧客活動への取り組み、あるいはそれに関わる新しい業者さんとの打ち合わせを行う際、話し合いがすごくスムーズになったと感じます。これまで、打ち合わせを行うと、セキュリティとか、何のOSは動くとか、どんな端末で動くのか等、システムの中での「ネットマーケティング」という偏りがありました。受験後は、じゃあこれはどの客層で、どの範囲で、この部分の法律はどうなっていたとか、あるいは著作権は大丈夫なのか等、そういった方向に話が進んでいき、すごく広がりがでましたね。

普段取り組まれている自己啓発、過去に受験した資格等についてお聞かせください。

部下にはカリキュラムとして、最初は必ずITパスポートを取得させます。次に無線LANを業務で扱うので陸上無線技術士2級を取得させ、あとはP検ですね。その他、スマホやモバイルに特化した検定などを目指させています。サーティファイやIPA等の数多くの資格をベーススキルの評価項目の一つとして活用していまして、ビジネス著作権検定もその中の一つに入っています。
終身雇用が当たり前ではなくなった今の時代、そういった資格を持っていると外に出たときもきちんと能力を評価してもらえるといいますか、社内の評価だけではなく、社外の評価も得られるというメリットがありますので、部下には資格にチャレンジすることを積極的に勧めています。
実を言いますと、私はネットマーケティング検定を一度落としていまして、2回目の受験で合格しました。決して難易度が高いということではなく、公式テキストをきちんとやっていれば、ほぼ合格できる内容でしたので、要するになめちゃいけないということですね。
日常業務でシステムを担当しているから大丈夫ということではなく、自分の得意分野以外からの出題でひっかかることが多かったので、普段触れることの少ないIT以外のマーケティング分野の知識が得られたことは良かったです。
あとは経理ですね。システムを担当する以上、経理のデータの流れを理解するというのは非常に重要になってきますので、専門レベルまでは、いらないまでも基本的な会計の知識は必要です。その知識を身に付けるために、何を勉強しろとは言いづらいのですが、この資格を取れという風にするとお互い分かりやすく、合格に向けた学習がそのまま得たい知識として身に付く感じですね。
コンピュータの担当者の評価というのが、売上や利益・客数・人時といったわかりやすい数字ではないので、日々の業務の様子などでは、なかなか難しいんです。その人の能力の有無を測る上で、資格や検定を利用することは、特に部下の評価を私以外のいわばシステムを知らない人間でも、この人はこういうレベルの能力を習得しているんだといった基準の中の一つになると考えています。

受験を考えている方にメッセージをお願いします。

やっぱり、マーケティングとは、システムだけじゃないというか、実際、ツールとしてはシステムなんですが、それにまつわる色んな学ばなければいけない知識があり、それぞれが専門の分野として見えてくるといった意味でいえば、ネットマーケティング検定というのは、何か海に飛び込む的な、色んな広がりが見えた良い機会だったかなぁと思いました。
ただ、受験するにあたっては、基本のテキストベースのところをきちんと学んで理解していただいて、特に自分がいつも使っている用語とテキストに書かれている用語が若干違っていることがあるので、そこを見逃さないようにするといいかなと思います。
「あなたはマーケティングの知識を持っていますか」と問われたときに、何を持って「持っている」と答えられるのか。自分の知識を他の人にもきちんと認識していただくために、やっぱり資格というのはどうしても必要なのかなと思います。

金森 弘晃 様
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