田辺三菱製薬株式会社
QV(Quality & Vigilance)本部 プロモーション監査部 部長
田中 聡 様
私たちの会社では、医療用医薬品を中心とした医薬品の製造・販売をおこなっており、私自身はコンプライアンス部門の中でもとりわけ、医薬品の適正使用推進のための製品プロモーションにおけるコンプライアンスを担当しています。医療用医薬品を扱っているということもあり、誤った使われ方をすると患者さんの健康被害に直結してしまうため社内のルールはもちろん、国の法的な規定もあり、これらの遵守体制の構築と遵守状況の監督・監視をおこなっています。昨今では、医薬品業界全体でも様々な切り口からコンプライアンスが強く問われています。それに伴い、医薬品固有の専門的なコンプライアンスから、ビジネス上のコンプライアンスなど、社内でも様々な部署がそれぞれの切り口でコンプライアンスを意識して動いています。特にこの数年でコンプライアンスへの取り組みと経営自体とが表裏一体となってきており、経営トップがコンプライアンスの重要性について頻繁にメッセージを発信している状況です。
業界団体の活動の中で、既にビジネスコンプライアンス検定を取り入れられている同業他社の方から紹介してもらったことがきっかけです。検定の内容を調べてみると、単に法律知識を問うような法律家向けの試験内容というよりもビジネス向けの実践的な内容でとても面白いと思いました。現在社内でも受験を推奨しています。
検定という形式は個人的には非常に良いと思っています。というのもコンプライアンス自体が、一般的に抽象度が高く精神的なものとして捉えられる場合が多いと思いますが、実際にはマネジメントすることが可能で、そのための知識やノウハウも存在しているという理解です。定量的にコンプライアンスの理解度を測ることが大事だと思っています。例えば、プロバイダ責任制限法や著作権法なども業務領域で部分的には知っていてもそれらの繋がりをもって理解することはなかなか難しいものですが、検定問題を解いていくうちに、自然と頭の中で整理することができました。逆に整理ができていないと点数が取れない仕組みになっているのも良かったです。特にコンプライアンスのような幅広い法律知識を扱う場合には、検定対策として問題を解くことで、ビジネスに直結する本当に重要な知識を短い時間で効率的に習得することができると思います。
まず公式テキストをざっと一読してみたのですがなかなか頭にはいってこなかったので、やり方を変えて問題集の設問を解きながら、間違った設問の解説を確認しながら学習を進めました。解説を読んでもわからないところはテキストに戻り、それでも難しかった部分はノートで整理しました。設問の4択の選択肢を比較することでその設問が問うているポイントが浮かび上がり理解がしやすかったです。
面白かったです。途中で一度回線が固まるトラブルもありましたが最後まで受験することができました。正直、受験してみるまでは会場受験のほうが良いかなと思っていましたが、一度リモートWebテストで受験してみたら思いの外、手軽に受験ができて便利だと感じました。実際の試験会場まで行くとそれだけで一日潰れてしまいますので。
株式会社サトー
営業本部 千葉支店 千葉サポートセンター センター長
生方 健一 様
私達の会社では、1976年から40年以上、「三行提報」という経営トップに宛てに、日々の業務で気づいた創意や工夫、問題意識などを全社員が三行の文章で毎日報告し、会社内で共有されるユニークな仕組みがあるのですが、そこで現場社員から社内のコンプライアンスに関する問題意識や提案が上がることも多いです。社員向けの研修でコンプライアンスの内容が盛り込まれるのはもちろん、社内の推奨資格の一つにビジネスコンプライアンス検定が位置づけられていることもあり、会社全体でのコンプライアンスに対する意識は高いと思います。
私自身は管理職の立場で部下に対してコンプライアンスについて説明・指導する機会もある中で、これまではコンプライアンスを単に「法令遵守」としての認識しかありませんでしたが、受験に向けた学習を通して「社会的要請に適応する」コンプライアンスの理解が深まり、部下や他の社員に説明する内容も180度変わりました。
個人的にはよかったと思っています。社内で取得が推奨されていた資格であったということと検定合格という明確な目標があったからこそ、学習を継続することができたと思っています。
問題集で過去問題での演習をおこない、わからなかった箇所を公式テキストで確認する方法で学習しました。一通り問題集をこなした後は、試験日までスキマ時間に公式テキストの読み込みをして試験に臨みました。
受験当時、住所が栃木県だったこともあるのですが、東京の受験会場まで受験しに行くとなると時間も交通費もかかるので、リモートで受験できるのは非常にありがたかったです。試験前日に事前の動作確認をして当日は大きなトラブルなく受験することができました。
ファイザー株式会社
疼痛・泌尿器領域営業部
安神 橘三 様
社内の他部門の方が受験されていたのを知って、受験してみようかなと思ったのがきっかけです。また製薬業界は社内や業界のルールの改定も頻繁にあり、医療に関わる業界なので他の業界以上に社会的要請を常に意識して行動する必要性があると感じて受験しました。
購入したテキストを2回読みました。1回目は理解できなくても読んでみる。2回目は、理解が深まっているのでスムーズに読めました。2回目は、その分なじみの少ない言葉などを覚えるようにして読みました。それ以外の学習はしていません。
家で受験できるので、非常に便利でした。iPhoneの固定が少し難しかったのは歳のせいかもしれません。笑
デジタル認定証も個人的には大好きです。カードや紙媒体で頂いてもどこにしまったかわからなくなるのでデジタルは便利です。
株式会社オリエントコーポレーション
お客様相談室
中島 周一 様
お客様相談室でお客さまからのお問合せやご相談に対して電話やメールで対応する業務をおこなっています。
会社の奨励資格に指定されている検定であったことと、習得した知識がお客さま対応業務にも役立つと考え受験しました。
試験の印象としては、初級試験だったので基礎的な法律知識や価値判断基準を問うものが多く、学習範囲全体が満遍なく出題されていると感じました。企業のコンプライアンスリスクについて、その基礎となる考え方や判断基準を身につける為に有益な検定だと思いました。
オンライン試験については、私はパソコンの環境設定がスムーズに行えたので問題なく行えました。解答時に選択肢を絞り込める機能が、非常に使い勝手が良かったです。受験時の環境設定が難しい方向けにオンライン試験が受験できる会場などをご用意されると利便性がさらに良いのではないかと感じました。デジタル認定証については、データで保管が出来るので便利だと思います。
最高裁判所司法研修所 司法修習生
私はいわゆる六法や行政法については人並みに学習をしてまいりましたが、この試験では今まであまり勉強したことのなかった知財や労働、経済法等の分野についても出題範囲となっていたので、そうした分野の実力を試すためのよい機会になりました。また、単なる法令の遵守を超えたコンプライアンスという概念は法律の学習のみでは必ずしも身に付くものではなく、今回の受験を機に郷原先生のテキストを拝読して理解を深めることができました。
本試験の上級では論述試験が課されており、それはこの試験の難易度を上げているものでもあるとは思いますが、そのぶん充実したものにしていることも確かです。自分の言葉で問題点を指摘し、解決策を説明することができなければ、本当にコンプライアンスを理解したとはいえず、実務で活用することもできないと思うからです。
本試験はコンプライアンスの知識・理解を試す好個の素材であり、学生から社会人まで広くチャレンジすべきものと考えます。
日本銀行政策委員会室 企画役
コンプライアンス関連知識の修得のために、検定試験の受験を決意しました。学習方法は、公式テキスト『企業法とコンプライアンス』(東洋経済新報社)の理解が基本です。著者である郷原信郎先生は、コンプライアンスの本質を「法令遵守」ではなく「社会的要請への適応」に求めています。こうした考え方は非常に説得力があり、本検定もその推進を企図しているようです。こうした認識を前提に、個々の企業法についても、その趣旨や相互の対立関係の把握に努めました。また、短い試験時間内での論述への戦略も極めて重要となるでしょう。
NECモバイリング株式会社 総務人事部法務室 室長
今回の受験は、コンプライアンスに関する保有知識の再整理とコンプライアンスに関連する問題への対応能力や判断基準の自己チェックが目的でした。学習方法としては、上級用の公式テキスト『企業法とコンプライアンス』(東洋経済新報社)に一通り目を通した上で、検定委員会が公開している模擬問題を解き、迷った問題や間違った問題について検討を行いました。なお、全体的な整理のために、麗澤大学国際経済学部教授である高巖氏の『コンプライアンスの知識』(日経文庫)を一読しておくと良いと思います。
企画法務課
私が所属する企画法務課では新入社員や中途社員を対象に、入社時のオリエンテーションで業務上の遵守事項や業務情報の取り扱い方など会社で定められているコンプライアンスの考え方についての指導をおこなっています。また内部通報制度も敷いており、業務上の不正が疑われるケースなどのコンプライアンス違反についての監視もおこなっています。
前述のとおり所属している企画法務課が社内のコンプライアンスを指導する立場ということもあり、あらためてコンプライアンスの知識習得を目的として受験しました。学習するうえでセミナーなどの選択肢もありましたが、話を聞くだけで分かった気になってしまうのが嫌だったので、より効果的に知識の定着をはかるためにインプットだけでなくアウトプットも伴う検定試験のような形式のものを探していたところ、ビジネスコンプライアンス検定を知りました。
検定の内容については、商法、著作権法のみならず、独占禁止法、金融商品取引法、会社法、民法を問う問題が含まれており、ビジネスで必ず知っておかなければならない法律知識が幅広く問われていると感じました。試験対策としては、公式問題集で過去問題を演習しました。筆記対策には上級試験公式テキスト『企業法とコンプライアンス 第3版』を使用し、フルセット・コンプライアンスの考え方をいかに論説に落とし込んでいくかという視点で読み込みました。
試験の環境設定などは入念に事前準備をしていたのでリモートでの受験自体に不便さは特に感じませんでした。試験開始時間の直前まで自宅で自分のペースでテキストや問題集を最終チェックできたのはよかったです。
会社では、コンプライアンス意識の向上を図るために、ビジネスコンプライアンス検定が推奨されている。また、私が配属されている法務部では様々な法律知識が必要となるため実務に直結する本検定の上級試験を受験することにした。
本試験を勉強するときの教材として、東洋経済新報社から出版されている郷原信郎先生の「企業法とコンプライアンス 第2版-“法令遵守”から“社会的要請への適応”へ」を購入し試験当日まで繰り返し読んだ。本書は実務を意識して様々な法律を解説しているので受験勉強としてだけでなく、仕事の上でも非常に役に立った。
上級試験は、論述もあるので非常に不安だったが、フルセット・コンプライアンスの考えをしっかり理解することにより、総合問題の正答率は95%、得点率82%という結果で合格することができた。
今後は、本受験で学んだことを仕事で活かし、世界のリーディングカンパニーを目指していきたい。
社内での業務変更に伴い、新たにコンプライアンス推進担当者となった為、以前から実施されていた教育に対して更に深い知識を取得し、社内スタッフへの更なる教育強化へ繋がればと思い、今回受験する事とした。
現在迄の教育は、主に他社コンプライアンス事例等を元にした再発防止教育であった為、今回の学習により色々な法律がからんでいる事、その法律も都度改正等が実施されている事、多種な事例問題等を理解して発生前に防止する事の重要性を習得できた。
受験に際しては、試験時間に制約がある(読み返しは不可能)為、問題等の読解力を高める目的で、公式テキストと問題集を購入し、時間を計測しながら繰り返し模擬試験方式を実践した。不明な点は、解説を読み、それでも理解出来ない時は、テキストを読み直した。
今回は、手始めとして『初級』に挑戦・合格したので、今まで勉強してきた事を忘れないうちに、率先垂範『上級』へ挑戦し、より深いコンプライアンス知識及び試験問題に依る模擬体験等を積み重ね、自己のスキル・アップはもちろん、若手社員への教育・育成体制(検定の受験含む)も整備して、コンプライアンス違反抑制活動を今後も推進して行きたい。
クレジットカードに関わる仕事上、避けて通れない個人情報とコンプライアンスについて知識を深めようと思い、受験を試みました。前回おしくも不合格となり、今回は一から勉強をしようと決意を新たに臨みました。
私の学習方法は、とにかく参考書を何度も読み返す、問題集を何度も解いてみるというものです。また、前回の検定では時事的な問題にも触れられていましたので、インターネットで「会社法」「環境法」などは一歩踏み込んで調べました。「知的財産法」については偶然講習会もありましたので、これはと思い参加しました。
受験当日は少し不安なまま終了しましたが、前回よりはるかに良い点をとることができ自分の自信にもつながりました。今後もコンプライアンスはさらに重要となるでしょうから、勉強は続けていきたいと思います。
社内で法務・コンプライアンスの業務を担当していることから、より実践的な感覚を身につけたいと考えていたところ、桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長である郷原信郎氏の『コンプライアンス革命』(文芸社)に触れ、上級の受験をしようと思い立ちました。勉強法としては、まずネットの模擬問題で大まかな出題傾向を掴み、通勤電車内で公式テキスト『企業法とコンプライアンス』(東洋経済新報社)を熟読するとともに、会社法・独禁法・知財関連の書籍に目を通しました。お陰さまで、単なる法令遵守ではない、コンプライアンスのあるべき姿が理解できたように思います。
初めて実施される上級試験であることから出題傾向については手探りでしたので、とにかく公式テキストの『企業法とコンプライアンス』(東洋経済新報社)で基礎知識を確実にしながらサーティファイの初級問題集を何度も解きました。上級問題集を使えば、出題傾向に沿ったより効果的な学習が可能になると思います。
試験の際には、時間配分に十分に注意して下さい。特に1000字の論述問題については、事前にどの程度解答時間が必要か見積もっておく必要があります。択一の問題については出来るだけテンポよく解いていくことが重要なようです。『企業法とコンプライアンス』の第3章をまとめておくのも良いかもしれません。
出題対象となっている法律は、耳にする機会は多いものの、詳細についてはなかなか理解の困難なものも多いので、普段から意識しておく必要があるでしょう。
少しでも多くの方が合格されることを祈っております。
ソフトウェア開発企業
「コンプライアンス」という言葉は聞いたことがあったのですが、具体的にはいったいどういうことなのだろう?と疑問に思っていました。調べていくうちに、コンプライアンス検定の存在を知り、挑戦したいと思い受験に至りました。
ただ、私は組込みエンジニア、技術屋でして、法律の勉強は今まで一度もしたことがなく、「何から手をつけようか」といった状態…。先ずは、公式テキスト『初級 ビジネスコンプライアンス』(東洋経済新報社)を熟読することから始めました。本書では、コンプライアンスは「法令遵守」ではなく「社会的要請への適応」であることを説いており、抵抗感なく読みすすめ、コンプライアンスの重要性が理解できます。
次に、公開されているサンプル問題と『初級問題集(第3版)』(株式会社サーティファイ)の問題演習に取り組みました。闇雲に暗記をするのではなく、間違えたところは解説を読み、さらに公式テキストにも戻り復習を徹底しました。私の場合、時間配分も課題でしたので、模擬問題を時間計測しながら解答を出すことにも注意して取り組みました。
お陰さまで、言葉しか知らなかった「コンプライアンス」についての理解を深めることができました。これからも、「法令遵守」よりも、「社会からの要請に適応していくこと」を意識して、つとめを果たしていこうと思います。
この検定試験を受験したきっかけは、会社で受験の指示をうけたことからでした。
難しく、かたい内容の参考書、問題集で受け身の姿勢でありました。しかし、会社が発展する上で避けられないコンプライアンス。自然と自分の会社で起きてしまう前の予防線、そして社会的要請への適応は必須と感じて、受け身の姿勢から前向きに学習していました。
知識はまだまだ充分とは言えませんが、昨今のマスコミを騒がす企業不祥事の問題にも、今までとは違ったものの見方や考え方が出来るようになったと実感しています。まだ若い会社ですので、学んだ事を現場でいかして実践していきたいと思っております。変化が激しいこの時代に、柔軟な対応ができる会社づくりをしていきたいと考えております。
Copyright(C) 2007-2023Certify Inc. All Rights Reserved.