サーティファイでは、「客観性」と「公平さ」を保ち、信頼のある試験を提供するため、コンプライアンスに精通した各界の識者からなる「サーティファイ コンプライアンス検定委員会」を設置しています。
相次ぐ企業の事件、事故等の不祥事。そこで、必ず出てくる言葉がコンプライアンスです。これまでコンプライアンスは、単純に「法令遵守」と置き換えられてきました。しかし、いくら法令遵守を徹底しても、上から下へ「法令を遵守せよ」「違法行為をするな」と命令しても、問題の根本的な解決にはなりません。
これまで、司法や法令が、社会の中でのトラブルを解決する中心的手段ではなかった日本では、法令と実務の実態がかい離しやすく、そのような法令を単純に「遵守」することを命令するだけでは問題は解決しません。コンプライアンスを法令の背後にある「社会的要請に応えること」と捉え、法令を社会の要請を知るための重要な手がかりと位置づけることから、真のコンプライアンスが始まります。
そこでは、まず様々な法令を「点」として一つひとつ遵守するという姿勢から、法令の背後にある社会的要請に「面」として応える姿勢に転換することが必要であり、企業にとって重要な法令を体系的に理解することが不可欠です。
このような考え方をベースに、真のコンプライアンス・スキルの養成と、その能力の測定・評価を行うビジネスコンプライアンス検定の活用が、本当の意味でのコンプライアンス経営の推進者・主体者として日々の問題解決の手段や対応策を示せるビジネス・パーソンの育成につながることを願っています。
サーティファイ コンプライアンス検定委員会
委員長 郷原 信郎
(2023年4月1日現在)
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