試験について

ご挨拶

観光業と宿泊業は、車の両輪のように結びつき、国の重要な基幹産業のひとつです。また、他国への理解と友好関係を築く上で欠かせない、人的交流を創り出す平和の産業でもあります。この両業に対する期待に応えるためには、質の高い良いサービスを提供できる人材の確保・育成が重要な課題となります。各教育機関では、これらを念頭に質の高い教育を施し、優秀な人材の輩出を図っているわけですが、これを受入れる産業界では、採用にあたり客観的な評価を行う資料に乏しい現状にあります。教育機関側でも客観的な能力評価を示し、推薦の目安となるものが決して多くはないのです。

当委員会は、こうした教育機関と産業界の問題を解決する一助として、平成4年度より「ホテル実務技能認定試験」を実施してまいりました。就職時の推薦基準としてはもちろんのこと、学習理解度確認テスト・卒業認定の基準試験として、また、実際のホテルで実務を担当されている方の教育ツールとしてもご利用いただけます。

今後も、信頼のおける試験の提供を行うとともに、公平・迅速な運用体制の維持に努め、産業界への優秀な人材の輩出拡大に貢献してまいります。

サーティファイホテル実務能力認定委員会
委員長 井上 博文