コラムの趣旨
ネットマーケティング検定公式テキストの著者による情報コラムです。
公式テキストでは紹介しきれないインターネットマーケティングに関する最新のトピックスについて、情報や解説などをお届けします。
本試験の事例問題でも取り上げられることの多い、インターネットビジネスの最前線について、マーケティングの視点から掘り下げていきたいと思いますので、ご参考になれば幸いです。
著者プロフィール
藤井 裕之(フジイ ヒロユキ)
ネットマーケティング検定公式テキスト[インターネットマーケティング基礎編]著者。株式会社ワールドエンブレム代表取締役。1998年、早稲田大学卒業後、三菱電機株式会社入社。火力発電所プラントの海外輸出部門に所属。2006年、独立しICTコンサルティング会社(現ワールドエンブレム株式会社)を設立。インターネットマーケティング、システム開発、Web開発、セキュリティ監査、IT統制、ITガバナンス等の事業を展開。会社経営の傍らロースクール夜間部を卒業(法務博士)。2010年、株式会社コンプライアンス・コミュニケーションズ代表取締役に就任。
第42回 SEOの外部対策を理解しよう
検索エンジンは、サイトの内容を把握する際に、そのサイトがどれだけ重要度の高いサイトか、どのようなキーワードと関連性が高いかについて点数化して判断しています。具体的には、どのようなサイトから、どれだけの個数のリンクを貼られているのかといった事柄をサイトの重要度や関連性に関するバロメーターの1つとして捉えて判断しています。この、外部からリンクを獲得する施策のことを「外部対策」といいます。ここで重要とされているのは、ただやみくもにバックリンク(被リンク)を獲得するのではなく、質の高いサイトから被リンクを受けることです。
外部対策の方法については、例えば以下のようなものが挙げられます。
①質の高いコンテンツを継続的に発信する
質の高いコンテンツは、コンテンツ自体が評価されやすく、結果的にバックリンク獲得につながりやすくなります。
②SNSで拡散しやすい仕組みづくりをする
SNS上でサイトが拡散されることにより、自社サイトと関連性の高いサイトから被リンクを受ける確率が高まります。
具体的には、SNSを運用して投稿する、サイト内にソーシャルボタンを設置する、シェアにつながるようなUIづくり(分かりやすい位置にソーシャルボタンを設置する、思わず押したくなるようなボタンデザインにする等)などがあげられます。
外部対策の効果を測定するツールとしては、Google Search ConsoleやMajestic SEOなどがあげられます。
「❛4.ウェブ上の民主主義は機能する。
Google検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Googleでは、200以上の要素と、PageRank™アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。❜」
【引用】Googleが掲げる10の事実
https://about.google/intl/ja/philosophy/
自然な被リンクの獲得は、前回のコラムでも述べたE-A-T対策(「専門性」「権威性」「信頼性」からなるページ品質評価の最重要項目)にも効果的です。
【参考ページ】
WEB集客ラボ 『SEOの外部対策とは?実践方法や注意点を解説』
https://semlabo.com/seo/blog/external_measures/
Web幹事 『SEOの外部対策とは?内部対策との違いや被リンク獲得方法を紹介』
https://web-kanji.com/posts/off-page-seo
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