マーケティング ブログ

2022.12.02

5つのWebプロモーション手法を解説!
必要なスキルもご紹介

スマートフォンが普及し、インターネットが当たり前の時代になったことで、マーケティングにおいても、Webプロモーションが主流となっています。
今回は、Webプロモーションとは何か、やその種類、種類ごとの手法と必要なスキルなど、Webプロモーションについて詳しく解説します。

1.Webプロモーションとは

Webプロモーションとは、インターネットを通じて、自社の製品・サービスの売り上げを上げるための手法です。インターネットが日常に欠かせない存在となり、多くの人がほぼ毎日利用しています。そんな時代だからこそ、Webプロモーションは認知度を高めるための施策として主流となっています。

2.5つのWebプロモーション

Webプロモーションは大別して以下の5種類に分けられます。

  • SEO
  • Web広告
  • MEO
  • SNS運用
  • アプリ制作

この項では、それぞれの概要や特徴を詳しくご紹介します。

2-1.検索エンジンの最適化|SEO

SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字を取った言葉で、直訳すると検索エンジンの最適化という意味です。SEOでは、Googleなどの検索エンジンでキーワード検索した際、検索結果画面に自社サイトが上位に表示されるように、記事執筆やWebサイトを作成します。

SEOの方法は様々ですが、一般的に記事のタイトルの変更やリンク切れ部分の修正、サイトマップなどの作成などをします。これらを行うことでGoogleに優良コンテンツと判断されれば、検索結果画面上位に表示されやすくなります。

SEO対策はコストがかからないというメリットがありますが、十分な効果を得るためにはリサーチ力やライティング能力が必要です。

2-2.幅広い方の目に留まる|Web広告

Web広告とは、インターネット上に広告を表示させるマーケティング手法です。Web広告はさらに複数の種類に分けられますが、最も一般的なWeb広告はリスティング広告です。

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果画面に広告を表示させるWeb広告です。ユーザーが検索したキーワードから、キーワードに関連した広告が表示されるため、即効性が高く短期間で効果が出やすいという特徴があります。ただし、広告の出稿にはコストがかかるため、長期間の出稿には多くのコストが必要であり、効果が得られなければ赤字になりやすいという注意点もあります。

2-3.地図エンジンの最適化|MEO

MEOとは「Map Engine Optimization」の頭文字を取った言葉で、直訳するとマップエンジン最適化という意味です。SEOに似ていることから、「SEOの地図バージョン」とも呼ばれています。

MEOでは、検索したキーワードに関連して表示される地図上で上位に表示されるようにします。そのため、やや業種が絞られる対策ではあり、例えば飲食店を経営している場合に「○○市のレストラン」と検索した際に、地図上で上位に表示させる手法がMEOです。MEOの特徴から、上位表示できなくてもユーザーに見てもらいやすいというメリットがありますが、位置情報を調べる機会がない企業では使えないというデメリットもあります。

MEOを運用したい場合は、Googleマイビジネスに登録し、口コミに返信するなど上位に来るための工夫が必要です。

2-4.ブランドイメージを固める|SNS運用

SNS運用とは、InstagramやLINE、TwitterなどのSNSの企業公式アカウントを運用する手法のことです。SNSは世界中で多くの人が利用していることから、従来のポスティングなどと比べて広範囲で自社製品やサービスをアピールできます。効率良く運用して拡散してもらうことで、閲覧数が増えます。

ただし、Instagram、LINE、TwitterなどSNSによってユーザー層やSNS自体の特徴が異なるため、それぞれのSNSの役割を分けることが大切です。

Web広告の一種ともされていますが、他のWeb広告と異なりコストがかからないため、気軽に利用しやすいというメリットがあります。

2-5.ロイヤルカスタマーを増やす|アプリ制作

アプリ制作とは、自社アプリを開発するWebプロモーションです。Webプロモーションでは、自社サイトに誘導するだけではなくアプリに誘導するアプリ制作もあります。アプリを制作すれば、セールやクーポンなどの情報を発信して来店を促すことができ、リピーターも増やすことが可能です。

インターネット上の閲覧数、購入数を増やすだけではなく、その店舗専用のアプリへ誘導することでさらに高い効果が期待できるでしょう。ただし、アプリ制作には時間とコストがかかります。

3.Webプロモーションの流れ

Webプロモーションは、種類を問わず以下の流れで行います。

  1. プロモーションの目的・ゴールを明確にする
  2. ターゲットに合わせたプロモーションを実施する

この項では、それぞれの手順について詳しく解説します。

3-1.プロモーションのゴールを明確にする

まずは、プロモーションのゴールを明確にしておきましょう。プロモーションの目的とゴールを明確にしておくことで、プロモーションを具体化する際に方向性がブレることを防げます。

プロモーションのゴールは、自社製品の購入など直接売り上げにつながる事象を設定します。ゴールを決めるときには、販売個数や金額など数値目標も設定しましょう。数値目標を設定すればプロモーションが成功しているか経過測定を行う際に明確な基準となります。

また、このタイミングでペルソナも設定します。ペルソナとは、ターゲットを具体化することで名前や住所、職業、性別、年齢などターゲットとなる仮想の人物のことです。

3-2.ターゲットに合わせたプロモーションを実施する

目的とゴール、ペルソナが決まったら、目的とターゲットに合わせてプロモーションをします。目的とターゲットによって効果的なプロモーション方法は異なるため、それぞれのプロモーションの概要とメリット、注意点を把握した上で、慎重にプロモーション方法を決めましょう。

また、プロモーションは1回のみ実施するのではなく、継続することが大切です。目先の結果だけを見るのではなく、長期的なスパンでプロモーションをしましょう。

4.Webプロモーションに必要なスキル

Webプロモーションを実施するためには、Webプロモーションに関する知識を身につけるだけではなくスキルの習得や、必要なスキルを持った人材の獲得が必要です。Webプロモーションに必要なスキルとは、情報分析・リサーチ能力やWebサイトの構築能力、コミュニケーション能力です。ここからは、それぞれの能力について詳しく解説します。

4-1.情報分析・リサーチ能力

Webプロモーションには、インターネット上の情報を分析、リサーチする能力が必要です。情報分析・リサーチ能力が必要な理由は、目的達成のためにはWebサイトへのアクセス数や顧客ニーズなどの情報を正確に収集し、Webプロモーションによる効果を正確に分析しなければなりません。
GoogleアナリティクスやPageSpeed Insights、Adobe SiteCatalystなど、情報分析ツールを利用することもできますが、情報分析ツールを利用するためのスキルを習得しましょう。

4-2.Webサイトの構築能力

WebサイトやWebサービスの解析や改善をするために、Webサイトの構築能力も必要です。Webサイト構築能力とは、具体的にはプログラミング言語スキル、セキュリティに関するスキル、WebライティングやWebデザインなどの各工程に関するスキルです。
ターゲットに合わせたサイトの構築や運用のために、Webサイトの構築能力を習得しましょう。

4-3.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も必要です。なぜなら、Webプロモーションの運用には、クライアント・パートナー企業・社内等で、緻密なコミュニケーションが重要になってくるためです。
クライアントの要望を汲み取るため、あるいはパートナー企業に自社の要望を伝え、社内調整を円滑に進めるため等に、コミュニケーション能力を身につけましょう。

5.Webプロモーションスキルを構築するために

Webプロモーションスキルを構築するための1つとして、マーケティング関係の検定を受験する方法があります。独学や未経験で募集している企業もありますが、即戦力として活躍できる人材として認められるため、マーケティング関係の検定の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

6.まとめ

インターネットが普及したことで、多くの企業がWebプロモーションを実施しています。Webマーケティングに関連した職業に就きたい場合・Webマーケティングの知識を体系的に取得したい場合は、マーケティング関係の資格取得も有効です。
ネットマーケティングの押さえどころを学ぶには、ネットマーケティング検定がおすすめです。Webプロモーション関連の知識や実践的なスキルを習得しましょう。

Webマーケターに必要なスキルとは!?
資料をダウンロードする